07.05.12. 奈良へ 室生寺

レンタカーで朝、橿原神宮から室生寺へ向かいます。
女人禁制の高野山に対して、室生寺のことは女人高野といわれていることはご存知のことでしょう。 
室生口大野から室生川にそって自動車道があり、大野からは、15、6分で室生寺に着きます。  
山深く、ヘヤピンカーブの続く道を上がっていきます。
脇には室生川の清流が流れ、車を止めると、清流の流れが音高く聞こえてきます。
自然を満喫しながらのステキなドライブです。

室生寺はちょうどしゃくなげの季節でした。 
では、太鼓橋をわたって、ご一緒に門をくぐりましょう。
あ、うん像のある仁王門(下)を入り、バン字池(下)を左に、鎧坂を登って行きます。これより先、ひたすら登り続けます。

まず金堂です。(下) 金堂自体も平安時代に建てられていて、国宝です。 内部には、やはり国宝、重文の平安時代の仏像がかなりの数ならべられています。その中でも、十一面観音菩薩像の美しさが目を引きます。

弥勒堂(鎌倉時代)、本堂(下)(鎌倉時代)とさらに登っていきます。

シャクナゲの咲いている石造りの山道は、静かで森のにおいがします。

本堂の左奥、上の方にお目当ての五重塔の先端が見えてきます。 この五重塔、平成10年の台風でかなりの損傷を受けました。 TVや新聞でも随分取り上げられていたのを覚えています。等の屋根やひさしが、ひどく壊れていた映像が写っていましたよね。 きれいに修復され、朱塗りの柱や白壁がまぶしく、きりっと建っています。(平成12年修復完了)

党派平安時代の建立なのですけれど、まるで現在建てられたばかりのまっさらみたいに、あでやかで美しく、見とれてしまいます。

何枚もいろいろな角度から、この五重塔を撮ったのですが、どこから撮っても綺麗に写ります。 (上)逆光で撮ったのですが、結構いい出来ですよね。

この先さらに急勾配の石段を登って奥の院で終了です。

かなり長くて急勾配なので途中で息が切れて、膝がガクガクです。 奥の院御影堂からの見晴らしと涼風は、ここまで登ってくるだけの労を忘れさせます。 ム室生寺が山深く建っていることを、あらためて認識させてくれます。

室生寺が奈良の盆地から外れて建っているためなのか、室生寺だけで観光に半日かかってしまうせいでしょうか、観光ツアーにも組み込まれることが少なく、全国的にはあまり知られていないようです。 静かでゆっくり過ごせる穴場としてお薦めできます。 たくさんの人が押しかけてくるようになると、かえって残念だというのが本音ですけれども。

室生寺内の散策だけで2時間くらいかかります。 それから、かかとの低い靴、又は運動靴をお履きになて下さい。 室生寺はここまでです。

このあと、蘇我氏の里 飛鳥へ向かいます。

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